敏感肌と乾燥肌の違いとは?それぞれの原因と対策

敏感肌と乾燥肌って似ていますよね。

空気が乾燥すると肌がヒリヒリする…これって敏感肌でしょうか。

乾燥だけなら乾燥肌?

でも、ヒリヒリが加わっているから、ただの乾燥肌じゃなくてやっぱり敏感肌?

ややこしいですよね。ここでは、乾燥肌と敏感肌の違いについて見てみましょう。

乾燥肌と敏感肌の違い1.原因の違い

まず、敏感肌というのは少し定義があいまいな肌タイプといえます。乾燥肌とは区別されますが重なってもいます。

敏感肌の中には乾燥肌の症状がふくまれますし、乾燥肌から敏感肌に移行してしまうこともあります。

乾燥肌の方は明確で、肌が乾燥しやすい肌タイプを指します。原因はうるおいを失った肌にあり、必要な対策も基本的には肌に対して行います。

一方、敏感肌の原因はというと、

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • 間違ったスキンケア
  • 月経前後
  • 季節の変わり目

など、非常に多岐にわたります。

乾燥肌の場合とは異なり、敏感肌の対策は肌だけを対象とするものではなく、生活習慣の見直しや、肌以外の体質改善を含みます。

乾燥肌と敏感肌の違い2.先か後かの違い

すべてのケースに当てはまらないかもしれませんが、乾燥肌が先、敏感肌が後といえるでしょう。

実際、もともと乾燥肌だった人が、敏感肌になるというケースはよくあります。

肌が乾燥する人は、角層の水分が不足しがち。その背景には、水分を保持しておくための「ラメラ構造」がちゃんと機能していないという問題が。

水分と油分が交互に並ぶラメラ構造は保水力が高く、湿度0%でも水分を逃がさないと言われています。ラメラ構造が壊れる原因としては、ゴシゴシ洗いすぎて肌を傷つけたり、保湿成分である皮脂やセラミドを洗い流してしまっていたり、などがあります。

このようにして水分不足に陥ると、外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下し、紫外線やチリ、花粉といったちょっとした刺激で肌荒れが起きやすくなります。

肌が乾燥した状態が続いてバリア機能が低下すると、肌はカサカサ、ヒリヒリ、粉をふいたり、赤みが出たりと、敏感肌に近づいているといえるでしょう。

乾燥肌と敏感肌の違い3.「敏感」の正体

敏感肌になると、肌がカサカサするだけでなく、ヒリヒリと痛みが出たり、化粧品の成分に反応して肌荒れが起きるのはなぜでしょうか。

これには、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れが関係しています。肌が乾燥すると、表皮のターンオーバーが早まります。これにより、本来なら肌の奥で成熟してから肌表面に出てくるべき未熟な肌細胞が、時期尚早に肌表面に出てきてしまいます。このような若すぎる肌細胞は保水力が弱く、外部の刺激に反応しやすくなります。

敏感肌で肌がヒリヒリしたり、化粧品の成分に過敏に反応してしまうのは、肌表面に出てきた未熟な肌細胞のためと考えられます。

乾燥肌と敏感肌の違い4.敏感肌の人はパッチテストを

敏感肌の人が化粧品を変えるときはパッチテストを行うと安心です。

パッチテストとは、いきなり顔に化粧品を塗るのではなく、あらかじめ肌トラブルが起きないかどうかを別の場所でテストしておくこと。市販の絆創膏(ばんそうこう)を使う簡単な方法をご紹介します。

  1. 新しく試す化粧品を絆創膏のガーゼ部分にしみこませる
  2. 腕の内側や手首の薄い皮膚に貼り付ける
  3. そのまま48時間放置する
  4. 異常が出ていないかチェックする

絆創膏を貼った箇所に異常が見られたときは、その化粧品が肌に合わないということ。使用するのはやめておきましょう。また48時間というのはあくまでも目安です。テストの途中でかゆみや違和感を感じたらすぐに中止するようにしてください。

乾燥肌と敏感肌の違い5.乾燥肌にも敏感肌にも有効な保湿ケア

乾燥肌の場合も、敏感肌の場合も、保湿ケアによって肌のバリア機能を回復させることが大切です。

保湿ケアは化粧水で水分を補っただけではすぐに乾燥してしまいます。

セラミドをはじめとする保湿成分を含む美容液を活用しましょう。また油分を含む乳液、美容液、クリームなどで肌表面に膜をつくると、バリア機能を助けてくれます。

保湿ケアの細かい手順については、保湿ケアの順番をご確認ください。